ジョブチューン[ジャッジ企画]
2020年8月22日放送の「ジョブチューン」はジャッジ企画『ローソンのスイーツ×超一流スイーツ職人』。約400種類のスイーツの中から「プレミアムロールケーキ」「バスチー」「マカロン」「エクレア」「パリムッシュ」などローソンの従業員200名が選んだイチオシスイーツ10品で勝負!
ローソン スイーツ
全国で約1万5000店を展開する大手コンビニチェーン「ローソン」が約40種類あるスイーツの中から、従業員200名が選んだイチオシスイーツ10品で超一流スイーツ職人に勝負を挑みます!
コンビニスイーツブームの火付け役となった「プレミアムロールケーキ」、発売からわずか3日で100万個を売り上げた「バスクチーズケーキ(バスチー)」をはじめ、話題のスイーツを数多く手がけてきたコンビニスイーツ界の革命児・ローソン。本格的な「マカロン」、ボリューム満点の「エクレア」、新発売「パリムッシュ」など、ローソンの人気のスイーツに対する超一流スイーツ職人たちのジャッジは、果たして!?
追記(2022.1.1)
超一流スイーツ職人7人が試食。7人中4人以上が合格なら「値段に見合った本当に美味しい商品」に認定。
コンビニスイーツでは、過去に「セブン-イレブン7品」「ファミリーマート8品」「ミニストップ9品」が“合格”を獲得!満を持してジャッジ企画に初参戦のローソン。他のコンビニチェーンを超えることはできるのか!?
セブン-イレブン:7品合格
ファミリーマート:8品合格
ミニストップ:9品合格
ローソンの目標は「最低でも9品合格」!
さて、結果は…
【10位】生バウム
●生バウム(生バウムクーヘン) 153円(税抜) 合格
しっとり口の中で溶けていくような生食感が楽しめるバウムクーヘン。北海道産生クリームをたっぷり加えた生地を一層一層丁寧に焼き上げ、味と食感のアクセントとなる砂糖のシロップをかければ、外はシャリシャリ、中はしっとり柔らかい食感が癖になる一品。
(出典:https://www.lawson.co.jp/)
【9位】フローズンパーティー
●フローズンパーティー ストロベリー 315円(税抜) 不合格
シャーベットをレンジでチンするという逆転の発想から生まれたスイーツ。カチカチに冷凍された状態から500Wで1分10秒温めると絶妙なシャリシャリ食感が楽しめる、暑い夏にピッタリのフローズンドリンクに。
様々なフーバーの中でも人気No.1なのがストロベリー。
【鈴木】一言でいうと僕には甘い。「苺だったら通年売っても売れる」と、あぐらをかいているようではこの先がない。この時期に持って来るならもっと夏らしいものを持ってくるとかすべき。フルーツの甘みではなく、砂糖の甘みが強いのは一口食べて思った。
【8位】ミチプー
●ミチプー(ミッチリプリン) 222円(税抜) 不合格
*沖縄の店舗では販売していません。
最大のこだわりは食感。
マスカルポーネチーズと生クリームをふんだんに使用した生地を低温で40分間じっくり火にかけることでフォークで刺せるほどの硬めのねっとりした食感の濃厚なプリンに。
通常プリンに入れることのない練乳を入れることでミルク感をより感じられる味わいに。カラメルはミルク感をより引き立てるようにビターに仕上げている。
【徳増】カラメルがあまりにもかわいそう。カラメルってすごく奥が深い。1秒でも強く煮詰め過ぎちゃうと全く味も変わってくる。そこをもうちょっと研究した方が下の土台活きるんじゃないかと思う。
【7位】生ワラモ
●生ワラモ とろ生わらび餅 181円(税抜) 不合格
*沖縄の店舗では販売していません。
近年勢いを増している生クリーム人気。そんな生クリームを使ったスイーツを数多くヒットさせてきたローソンが意外性をもたせて和のわらび餅と組み合わせた新感覚和スーツ。
北海道産生クリームをブレンドした軽やかなホイップクリームはわらび餅と相性抜群。わらび餅は水分量を多くすることで出来立てのようなとろける食感に仕上げている。
【徳永】わらび餅って独特のデンプンの優しい香りがあると思うが、大量の生クリームで全部味がマスキングされてしまいわらび餅の味がほとんどわからなくなった。生クリームの中に何かネチャネチャしたものが入っているという感覚。
【柴田】生クリームのレベルはかなりいい。10代から20代の方くらいにはちょうどいい。これくらいの甘さがないと逆に食べている感がないかと。コンセプトとこの金額で若い人に向けて和菓子をという所ではいいかな、と思う。
【6位】マカロン
●マカロン(あまおう苺&ショコラ) 213円(税抜) 合格
10年前、専門店でしか買えなかったマカロンをいち早くコンビニスイーツとして商品化。
その後改良を重ね、2019年発売したのが「あまおう苺&ショコラ」味。一番のこだわりは専門店顔負けの生地。温風をかけながら短時間で焼くことで、外ハサクサク、中はしっとりねっとり焼き上げている。
さらにイチゴクリームには程よい酸味と香りが際立つ福岡県産のあまおう苺をふんだんに使用。ショコラクリームにはビターな味わいが特徴のハイカカオチョコを使用。中にクラッシュアーモンドを混ぜることでザクッとした食感の変化も楽しめる。
(出典:https://www.lawson.co.jp/)
【江森】僕が注目したのはパッケージの気遣い。壊れないようにパッケージングされている。片方が空いているのは取りやすさだったりの気遣いが見えたので合わせて合格かなと思った。
【石井】生地に気泡が出過ぎていてプクーって膨らんでしまっていているので生地をモサモサと感じてしまう。モサモサ感を消せるような皮の薄さだったり、レシピを調整できたらいいのかなと思った。
【5位】エクレア
●チョコクランチエクレア 153円(税抜) 合格
ビターなチョコエクレアにザックザクのクランチがたっぷり乗ったボリューム満点の一品。
中のカスタードクリームはたっぷりの卵を入れることでコクのある味わいに。さらに隠し味にブランデーを入れ香り豊かなスッキリとした後味に仕上げている。
(出典:https://www.lawson.co.jp/)
【徳永】皮・クリーム・チョコのバランスがとても良かった。クランチが乗っていて食感が合わさってすごい良い。洋酒が入って味のキレもあって、結構大きいサイズなのに最後まで美味しく食べられる。
【4位】パリムッシュ
●パリムッシュ ブリュレパインシュー 185円(税抜) 不合格
今月新発売、ブリュレとシュークリームを合体させた新感覚スイーツ。
最大のポイントは皮。シュー生地の上に砂糖を混ぜた生地を乗せて焼くことで、砂糖が焦げ、カリッカリのブリュレ食感に。さらに生地はパイ生地とクッキー生地が重なっており、層を重ねることでよりサクサクに。
クリームはたっぷりの卵とホイップクリームを混ぜ合わせ、濃厚なのにサッパリと食べられる仕上がりに。2つの美味しさを同時に味わえるハイブリットスイーツ。
なんと全員不合格!!
【鈴木】美味しいものを作ろうという発想ではなく、発売日に間に合わせなきゃならないからこれで、というその会社の社風をどうにかしないと。柴田シェフが「これで完成なんですか?」って言った言葉がそのもの。僕もこれで完成なのかな?って本当に思った。結構厳しいと思う。
【柴田】表面のパリッというブリュレのことばっかり執着しているからこういうことになっちゃってる。クリームはもうちょっとアレンジできる。そこに少しキャラメル風味を入れてくるとかでも全然変わってくると思う。
【3位】どらもっち
●どらもっち(あんこ&ホイップ) 167円(税抜) 合格
最大の特徴はどら焼きの生地。
生地に長芋とお米のペーストを練り込むことでモッチモチの食感に。
生地の厚みを通常のどら焼きの半分にすることで、歯切れが良く、口溶けのよい生地に仕上げている。
あんこは甘さを抑え、海藻から取れる藻塩を使うことであずきの旨味を引き立て、後味のスッキリした味わいに。
(出典:https://www.lawson.co.jp/)
なんと全員不合格の次は全員合格!
【皆川】かなり完成度の高い生地。米ペーストは新しい原材料だと思うが、果敢に挑戦されていて尚且つバランスを保っている。一つ原料が増えるだけで全体が狂ってしまうことも多々あると思うがそこをうまくクリアできている。あんこだけを食べた時にちょっとしょっぱいかなと感じたが、皮とクリームとあんこを一緒に食べたときに「あーなるほど」と思った。
【徳永】皮がとにかく美味しい。モチモチした食感の中でたっぷり中に具が入っていて、ちゃんと周りが閉じている。そういう気遣いもすごいいいなと思った。他のコンビニさんでもどら焼きが出ていて合格出てたと思うが、僕は今まで一回も合格出したことがなかった。でもこれはすごい美味しい思って合格を出させてもらった。2枚あったらダブル合格を出したかったくらい美味しかった。
【2位】プレミアムロールケーキ
●プレミアムロールケーキ 139円(税抜) 合格
2009年の発売以来、累計売上3億9千万個を売り上げたローソンスイーツの金字塔。
最大のこだわりはクリーム。北海道産の生クリームを2種類、ホイップクリームが2種類、計4種類をブレンド。脂肪分が異なるクリームを使用することでコクがあるのにくどくない、キレのあるクリームに。
さらにスポンジにもこだわりが。多くの一流パティシエが愛用し、菓子用小麦粉の最高峰と言われる「宝笠」を使用することで口どけがよくしっとり滑らかなスポンジに。
(出典:https://www.lawson.co.jp/)
2連続での満場一致で合格!
【石井】発売当初コンビニに行って食べて「コンビニでこんなに美味しいお菓子ができちゃうんだ」と。パティシエになってまだ何年かの時だったが、これ食べてパティシエとしてやるぞというやる気を補ったり、疲れた時ホッと癒された、懐かしい気持ちを思い出した。
【徳永】これ来ましたね、めっちゃ美味いっすね。スポンジ、これ肝ですね。すっごく美味しい。しっとりさせようとし過ぎるとどうしてもべちゃついたりするが、歯切れも良く、しっとりとしてクリームともすっごく合っていた。
徳永さんの「めっちゃ美味しい」は1日1回しか出ないそうです(笑)
【1位】バスチー
●バスチー(バスク風チーズケーキ) 199円(税抜) 合格
スペインのバスク地方で生まれたバスクチーズケーキを2019年コンビニとして一早く発売。
3日間で100万個を売上、プレミアムロールケーキの5日で100万個という大記録を塗り替えた。
レアでもベイクドでもない絶妙な食感が特徴のチーズケーキは、タイプの異なる北海道産とオーストラリア産の2種類のクリームチーズを使用することでまろやかな中にもコクがある味わいに。
さらに焼き方にもこだわり。最初は火加減を調整しながら低温でじっくり、最後は一気に高温にすることで表面はこんがり香ばしく、中はトロッとした食感に仕上げている。
(出典:https://www.lawson.co.jp/)
3連続での満場一致で合格!
【鈴木】トップ3ともパーフェクトくらい本当に美味しかった。潜在能力がある企業だと思った。リベンジして頂いたら本当に歴史が変わるんじゃないかと僕は思う。
追記(2021/5/8)
*2021年5月8日のジャッジ企画でも「ローソン」が紹介されました。
まとめ・感想
最初はどうなるかと思ったローソンスイーツ。
4位の「パリムッシュ」ではまさかの全員不合格という不名誉まで。しかも今年発売の商品って、ローソンとしてはかなりのダメージを受けました。その時点で不合格が4商品。
背水の陣となったローソンですが、最後のトップ3はそれまでの鬱憤を晴らすかのような3連続全員合格!どのコンビニスイーツでも成し遂げられなかった偉業。なんとか面目を保つことができました。
バスチーとプレミアムロールケーキは個人的にも好きな商品で応援にも熱が入りました(^^;
気になったのは3位の「どらもっち(あんこ&ホイップ)」。超一流スイーツ職人の方々がべた褒め。まだ食べたことがないので次回ローソンで見かけたら早速食べてみたいと思います(^^♪
ただ、目標の「最低でも9品合格」には程遠い結果、コンビニスイーツとしては最下位となる「6品合格」となってしまいました。
【参考】「ローソン」その他のジャッジ結果
*『ラヴィット!』「ラヴィットランキング」でも「LAWSON」ランキングが紹介されました。
*『ポップUP!』でもローソンのスイーツランキングが紹介されています。
【参考】
*「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ミニストップ」も「ジョブチューン」ジャッジ企画に挑戦しています。
その他の『ジョブチューン』の記事はこちら↓
▼TBS「ジョブチューン」
2020年8月8日(土) 19時00分~21時00分
出演:ネプチューン(名倉潤・原田泰造・堀内健) 田中みな実
パネラー: バナナマン(設楽統・日村勇紀)・土田晃之 / 片岡愛之助 / 石塚英彦・ギャル曽根・菅井友香(欅坂46)・りょうくんグルメ
ローソン出演者:坂本眞規子(スイーツ総責任者)・平原さやか(和菓子開発担当)・金城友己(洋菓子開発担当)
【徳増】(パッケージに表記されている「生クリームin生地でふんわりしっとり」について)ふんわりとしっとりは対義語。ふんわりし過ぎるとパサついてくるし、しっとり感を追及するとふんわりとはいかない。その中間をちゃんと狙っているのが伝わってきて良かった。
【徳永】そんなにクリーム感を感じられなかったのが不合格の原因でした。パッケージに「生」と書いてあったので、トロッとした「生」感があった方が良かったと感じた。